すずめ/
はるな
すずめたちがやって来て
シーツに吹きだまる夜を食べていく
身体があんまりかるいのに
心ばかり重たくてやりようがない
びしょびしょにつかれるまで身体をつかいあって
腕もあがらないで笑った朝には
心ははねみたいに軽かった
なにもかもま逆の朝に
すずめたちがやって来て 飛び立っていく
わたしも
ま逆の空に
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