モノ贈り主/朝焼彩茜色
物質の贈り物 物に罪はない
が
センスの悪さを隠せない包装の隙間
から
得体の心得ない損得もしない
が
もみあげくらいの重さの不愉快さが耳にかかる
気持ちだけしか受け取れない 物に罪はない
が がががががが
相手へのリサーチが想いではないのか
しら
人は段取りの階段を喜んで踊らない
大事なスッテプなのに
物贈り 物見れば いかほどか
物宿る その想い 過程がスクリーンに流れてくる
センスの問いもそこまでに そこそこ
凸凹した歩道に薔薇の花弁の踏まれた跡
物を贈るとは
私の事を知ってというメッセージが首を縦に振っている
物に罪はないがそのモノと付き合うつもりなはい
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