青い春/M?lodie
の中に溶けていったきみの思い出は、今でも時々この足を惑わせるのです。
わたしの声はきみのようにはうまく紡げない。
わたしの声はきみのようには優しく響かない。
きみの言葉はわたしの一番深くで鳴り続けている。
なのに、どうしてなのでしょう。
きみのいないきみが愛したこの世界をどうしても愛することができない。
わたしはきみがすきだといってくれたわたしをどうしても愛することができない。
約束を守れなくてごめんなさい。
わたしはきみのうらぎりものです。
あの日たしかに生きていたわたしたちを裏切るわたしを、許さなくていいから。
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