空箱(格言詩)/アラガイs
 


先にあなたから色芽を結びます

空けないことにはわからないから

柄の選択に迷うことになります

わたしが降りてきて

これでからだからはなれてしまう

味覚をもしも言葉で補えるならば

詩とは文学を包み込んだ包装紙のようなもの

得てして中身までも食べてしまうものなのです。









戻る   Point(7)