恋の時限爆弾/佐白光
 
一年前の今日

突然私の前に立って

[私、彼のことが恋しくて、恋しくて]と

宣言していきました

何を言ってるの

だからどうしたのと 心の中でつぶやく私を

置き去りにして 反転背を向けて去っていきました

それからの私は

毎日 ボディーブローのような ダメージを受けています

私は あなたに 恋をしていたのです

爆弾を破裂させて 

わたしの心を 解放してくれました

失恋の爆風とともに

私の 気持ちに 気づいていたのですね

キズが深くならないうちに 爆弾をセットしてくれた

今日 記念日です






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