真昼のビルディング/葉leaf
真昼のビルディング!
光があかるく暴くすべてのものを熱として放射し
時刻がリズミカルに告げる難問をその構成で反駁し
太陽の地上への君臨をその巨きさの中に摂り込み
青空が拡散していくのにあわせて自らの広がりを拡散させる
澄みきった建築的情熱が今
街中の道路に素早く流し込まれていく
立ち昇った炎の柱でもあり
長い時間をかけて固まった氷の柱でもある
真昼のビルディング
永遠に燃えながら永遠に凍っている
昼の陽射しに対しては炎でもって応え
夜の闇に対しては氷でもって応える
内側の配管には光の卵がいっぱい詰まっていて
昼と夜の循環に飽和したとき
いつか光として爆
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