GW、渋谷で友達と/番田 
 
れは私たちも同じで、方向性の違う生き方の中で、皮一枚で繋がっているだけだった。

会場は男だらけの中、女性の姿も少しだけ見られた。小さな部屋の中で動き回る女の子たちはとても近くに感じられて興奮した。若さと、女であるということを売りにしたようなステージ。それは誰にでも考えることなく感じられるわかりやすさがあった。歌がどうとか、踊りがどうとか、あまり関係は無いのかも知れない。私にしても、もうそんなことは来るときからどうでもよかった。

会場を出るとすでにとても疲れていて、彼とは内容についてはあまり話さなかった。そしてまた、休みの日のある日、私たちはアイドルを見に申し合わせるようにして出かけるのかも知れない。

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