しろうからKへの公開書簡 #04/しろう
だからね、僕とKとの遣り取りにおいて言葉や意味そのものの歯車が噛み合うか否かはさほど重要じゃないと僕は考えている。むしろ噛み合せようという意図は邪魔でしかないとさえ言えよう。
僕は君を試すつもりなど毛頭ないし、逆に引き立てようとする意思はハナから持ち合わせていない。以下が満たされれば他に僕が望むことはない。すなわちこの書簡の中間で何がしかの反応が起こっているとするならば。あるいはこちらがAであるならば瞬時にそちらはBであるような観測ができれば。
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