青空/はるな
 

ぬかるみは
青空をすいこんで
ますます深くなっていく
なにもかも捨てたと思っていたのに
肌じゅうに あこがれやさびしさが結ばれて
じゃらじゃらがしがし鳴っている

いつかもこんなふうに
前後不覚で立っていた
胸のむくほうを前だと決めた朝


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