「香典の山」/宇野康平
 

落ちていくから見えて沈黙

隙をみて時間にどっぷりと

肩までつかり罪悪感の嘔吐

疲労の足運び、気味悪い、君が悪い

肩下げの紐がするっと身体両断

すると桶屋が儲かる

隣人にあいさつ

哀れ香典の山
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