ハルノコサメ(とよよんさんとの連詩有り)/こひもともひこ
 
コサメが降ってきた。波板の上で踊りだしたようで、だんだんうるさくなっていく。
開けていた窓を閉めようとすると踊りがやんだ。どうやら、見られたくないようだ。
大きな風が吹きカーテンを揺らす。たぶんオオザメが通ったのだろう。
そのあと再びコサメたちが踊りだした。さっきより勢いをましたのは、オオザメに見守られているからだろうか。


夜にコサメが降っている
桜のハナを狙っている

ハナは逃げようとビラを散らす
コサメはそれを追いかける

地上につくと
逃げるのも追うのもやめ

コサメの群れの中を
ハナビラが泳ぐ


――そのあと、ハナビラとコサメたちはどうなるの?
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