ついさっき猫/
はるな
ついさっき猫は
まんぼうと腕を組んでそこを曲がっていったよ
わたしはそれまで
とても孤独だったのだ
ひとりで はだしで ふるえて
ひたひたと沈みゆく一日を感じながら
なすすべもなく 途方にくれて
誰を想えばよいのかわからなかっただけで
さびしくはなかったけど
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