舞踏曲/
草野春心
聲の、
円い包みを
わたしの手がひらく。
はいいろの舞踏会に 金いろの砂がこぼれる
老いたフェルトのような 音楽のまわりに
めぐらされた 軟らかな襞 ……
それが すべて あなたなのかもしれない
戻る
編
削
Point
(2)