メタリック依存症/捨我
 
殺気だったあの子はいつも
冷たい目をしてる
さっきだってあの子が手に持つ
鋭い刃が光る

袖からのぞくボーダーの
赤と白のコントラスト
彼女それが映えるって
人より知ってる
ただそれだけ

白雪に山茶花咲いて
鉄の香りが広がって
凍える手のひら濡らしたら
震える手もほら温まる

悲壮な凶器が
切れそうな常軌を繋ぐ
紅蓮の季節いまだ暮れず
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