ドどーんと/
秋也
今、鳴った
たったいま頭の中で
走るもの
光るもの
駆け抜けていく閃きのようで
大きな音を追い抜いて
存在が破裂するよう
春を感じる
強烈な春を
今宵いずこに増します我ら
眠気を覚ます
打たれたように
ここから息吹が爆発する
祝いに向けて
戻る
編
削
Point
(1)