夏色の町/
捨我
ヒマワリ咲く坂道を
自転車で駆けあがる
色の褪せたオールスター
麦わら帽子飛ばされぬように
入道雲の空模様
クジラのようだそれはもう
香る潮風に詩を混ぜて
どこまでだって連れて行こう
陽だまりだす坂道を
自転車で駆けおりる
ペダル離れたオールスター
君の町まで飛ばしていくよ
下り道の先
広がる町で
夏が舞ってる
君が待ってる
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