ココロコスモ/唐草フウ
小爆発しながらでないと
わたしの日々は動いていかない
(しらないあいだにも)
母が消えてくれたらいいのにと思った
そんな自分を恥じなかった
だけど越えられたなんて自信は
もうとうなく
半分は泣いていた
まだ甘えているのだ
きっと
ほんとうのお別れなんてないのだろう いつまでも
うつろな顔に映る
鏡に雨が降って
どろどろと垂れていくわたし
(しらないあいだに 渦がまた まきだして)
どうすれば
ひとりであるいていけるのだろう
問いかけるモノもなく
また宇宙の夢に就くまで
桎梏のくらやみ
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