禁忌崩し/秋也
も、用意されるものでもない
いつだってすぐ側にあり、渇望し必要な自らが手を伸ばし
意志を持って使うものだ
過去の天才たちは規制があろうとなかろうと
自らの才と弛まぬ努力を頼りに、自らの意志で行動したはずだ
時に常識外れと批判されようとも
理外の事は理が定まっているからこそ行える
理をあやふやなまま、増やしすぎてしまったら
理を認められないまま、広くしすぎてしまったら
外はどんどん遠くなる
その内、誰も行けないところになってしまう
天才がたどり着いたとしても
そこには誰もいなく、誰からも見えずだ
確かに何事も加減一つ
それが強く出る時期、緩く出る時期
潮の流れのように移ろうものではある
今そこに用意された膨大な選択肢
進む前に
流される前に
止まって普通に考えて欲しい
まだわかるはずだから
時に詩でなくて良い、そう思う時がある
偉そうでスマン
許せ同朋
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