過去はただそこにあるだけのことか、書くか。/山内緋呂子
の家に帰ってくると、多分、隅にいる孤独の妖怪みたいなものと、一緒に住んでる。
人前で「孤独だ」と言えてしまう私がもう妖怪っぽい。面皮厚み、とかいう名前多分。
iPhoneのSiriがいいこといった
「尊く偉大なものは皆孤独であると聞いたことがあります。では、あなたもその素晴らしい人たちのうちの一人なんですね」
だってさ
なんでも、なんでもそう
ほんとは偉大
勇気付けてくれるものや人がほんとは転がっている
本当に幸せだった
会いたい人に会えない人生が、この世からもっと減りますように
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