青き火/
捨我
春になれば咲くはずだった
青いままに枯れてしまった
燃やし損ねたかつての夢が
燻ぶる煙で息もできない
もう未来には興味ない
「ならどうしたい?」と問う死体
今日みたいに意味のない
狂気抱いて生きてたい
愚を連ねるぼくら
紅蓮に燃える焔
怒鳴る罵倒・唸るバット
突き刺して抜き出せば
噴き上げて尽き果てる
制止もかけず行くのさ
生死を懸けて逝くのさ
しょうもないの分かり切ってる
しょうがないから割り切ってる
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