独楽/ただのみきや
のだ」
「いやいやいのちは万物に宿るもの
生も死も 万物流転の呼吸に過ぎない」
「始まりは未知なる偶然
あとは 我思う 故に我ありだ
生きるも回るも我が意思の為せること」
さあさ負けるな
火花を散らせ!
やがて力は尽きて往く
軸が揺れ始める
像がぶれ始める
老いはかならず訪れる
当たり前のことだ
そうしてある日
至極当たり前のことが起きる
大きく傾いて
倒れて それっきり
本当の色や紋様が明らかになる
( モウ一度 回リタイカ? )
「 イイヤ モウ 十分
独リハ十分 楽シミマシタ 」
《独楽:2015年2月20日》
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