うつらつらつら/秋也
音楽を聴きながら
さようなら
さようなら
盃
灰
無色の猫
世界なんてわからないから
君の僕の
心次第
今次第
過去次第
変わって見えてしまうから
決してわからないんだ
僕が見て伝える世界が君の世界でもあるし
君が教えてくれる一部が僕の世界の全体でもある
絵具の混ざり過ぎ
世界は確かにあって
広くて果てしなく
全部はとても目視できない
色の暴発
爆弾的多色
赤が少ないことが望ましい
認識の限界
目の前のことを大事にしよう
目の前にいる者を守っていこう
世界は変わらず変わっていく
待ってはくれない
待たせてはくれない
音楽を聴きながらでも
今
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