Miz 4/深水遊脚
は成り立つものだろうか。自分でそれをもつだけでも難しいのに、他人とそれを共有しないといけない。そうでないと仲間を信頼して敵と戦うことなんてできない。それとも他人Aを貶める他人Bか?これが一番ヒーローらしい設定かもしれない。でも他人Aが正しくて他人Bが間違っていると決められるだろうか。そこには自分が当事者である場合について考えた善悪の判断のむずかしさがそのままある。そして他人事だからそれを真剣に考えずに行動してしまいがちになる。さらには真剣でない行動が人気を得ると、当事者そっちのけのパフォーマンスをオーディエンスに向かって演じ続けるだけの有害でしかない怪物が出来上がってしまう。100人のヒーローを無
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