二月の夜空から零れ落ちる 無数の星影が か弱い肩に降り積もり 窒息してしまう前に 宙に投げ出された 誤解を掻き集めて 真実の結晶を作り上げたら きみの冷えた心臓と取り替えて 遠くあたたかな場所へと 逃がしてあげるから しろく絶え絶えの息も 微睡みの中の譫言もぜんぶ 清明のせせらぎが聞こえる それまで寄り添っていよう 離れ離れにならないように 互いの息が感じられるくらい 近く