お餅バリエを盛り込みながらの 餅→宇宙 スペクタクル連詩風味/とよよん
揺れる絨毯で
赤福を3つ食べたところで
閉塞しそうな食道を諦めて
その口に詰め込む
お嬢さんとタップダンス
ちょび髭のチャップリン
目深の帽子で前が見えず
気持ちよくすっ転んだら
天空に穴があいたけれど
空の向こうの星々
ステッキを振って
落としてあげるね
たくさん集めて
首飾りにしよう
「首もとが寒い」ときみが言うから
尻尾をちぎって巻いてあげる
「それじゃあだめよ、血が通ってないもの」ときみが言うから
腕を巻いてあげる
するときみの頬が赤くなる 《k》
ひんやりとした首飾りに熱い腕
冷えのぼせた?
ちぎれた尻尾は星座にしようね
こんぺいとうでたどる怪獣の尻尾座
流星群に襲われたら
辺り一面こんぺいとうの海になって
わらって見ている丸餅の月
《k》こひもともひこさんの詩を引用
2015.1.13-15 Twitter連詩 #自由連詩 より自作部分を再構成したものです。
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