無音。/
梓ゆい
誰かの心に寄り添って
ただ
静かに手を握ろう・・・・。
ほんの少しだけ立ち止まり
ひとまわりした視界の先で
こぼれた涙を見たならば・・・・。
「声を聞いて欲しい。声をかけて欲しい。」
沢山の人の中では
見えにくい事が多くて
誰かの命と共に消えてゆく物ばかり・・・・。
何かに気が付いて欲しいと願い
神様は
心と感情を与えた・・・・。
痛みを忘れず
何かを失わぬよう
それらの先に重しをつけて・・・・。
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