惰性/
のむ
どうであれ
君の手に
纏わりつく
唾液にまみれた
想い
繊細な手触りが
求められるのであればこそ
絡ませよう
当たり前のように
重ねる
おれの想いから
滲み出る
不安に
何はともあれ
溺れて
のたうち狂う
どこへでも
行っちゃえ
つい、口走った言葉で
苦しむなんて
なのだからこそ
優しい
哀れみで
蔑む
他ないのだろう
だったら
脳の襞をゆっくりと
擦ってくれ
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