絆の終わり/
秀の秋
ともできるだろう、しかしそれはもう掘り出され枯れゆく根っことしてのそれだろう。
親戚の叔父叔母たちは10年以内くらいに、我々兄弟姉妹も20年以内くらいにはほとんどいなくなるだろう。叔父叔母たちにも、そして我々にも残された時間はそんなに長くはないのだ。昔からの流れゆく時間あるいは土地の上で、親戚あるいは兄弟姉妹としての重なりを持った時間、絆を持った人たち・・・そしてそう遠くない日にその誰もがいなくなる哀しみ。
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