朝になれば/花咲風太郎
 
朝の陽が

淋しい小道を照らすころ

役目を終えた街灯は

静かに眠りにつくだろう

迷っていたきみを

泣き顔のきみを

朝の陽が

やさしく包んでくれる

きみはだいじょうぶ

きっとだいじょうぶ

迷うことはない

泣くこともない

朝の陽が

きみを
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