冬四首/
本木はじめ
降る雪の速度に合ったきみのその寝息に耳を傾ける冬
舞い上がる埃かつては賑やかであった部室で目を閉じる冬
きみどりと黒を混ぜれば微笑んだきみの笑顔も見えなくて冬
ひとひとりいない公園だとしたら僕もひとではないのかも冬
戻る
編
削
Point
(0)