星が降った聖夜/くみ
 

それは色とりどりに飾られていて、さながら小さな宝石が詰まっているかの様だった。

「普通のクリスマスケーキはたぶんお母さん達と食べるんだろうから、ちょっと変わったやつ選んできたんだけど、これなら小さいから色々食べれるかなって」

「ならお茶煎れるよ。何がいい?あ、母さんが何か新しい紅茶取り寄せて飲んでたみたいだからそれにするか」

キッチンの戸棚から紅茶の葉が入っている缶を取り出すとこっちに投げてきた。

「クリスマスティーだ。普通のより少しいい紅茶だよ。勝手に飲んでもいいのかな?」

「大丈夫。戸棚のやつは自由に飲んでいいって言ってたから」

缶のラベルを見ると良いメ
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