日々の贅沢とは/余韻
ふと思った。詩を書くことよりも、それ以前に詩が浮かぶこと、それこそが作詩の醍醐味なんじゃないかって。
これまで、色んなものを買い漁ってきた。色んなものにちょっとだけ手を出してきた。
これからもそうだろう。変わりゃしない。
けれども、一番の贅沢っていうのは、何気ないことだっていうじゃん。
あながち嘘じゃないかもしれないね。そうなんだよ、当たり前のように、僕が続けてきたこと。
どん底に落ちた時も、生きることに背きそうになった夜も、僕は詩を書いてきたんだ。
そうだ、日々の贅沢とは、詩を書くこと。言葉にすること。浮かぶことを、流れるように。
今日も昨日も明日も、やがて死に逝く日にも、きっと
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