ボクの名画座?映画あ〜じゃこ〜じゃ?第四館/平瀬たかのり
か警察という「強いもの」の姿を借りて、人間の弱さをきっちりと描いていると思うわけです。
「仁義なき戦い」シリーズでヤクザとして暴れまわる面々を、警察官として揃えたこのキャスティング、見事な企画の勝利。
「わしゃぁこの目で極道見とるんで! 上だけ見とるオドレに何が分かるんどっ!」文太さんのこのセリフに象徴される<現場と上層部の乖離問題>というのは、やはりこの時代から脈々と受け継がれる邦画の重要テーマ。
この作品で特筆すべきは川谷拓三、拓ボンの取り調べ室での文太さんからのやられぶり。伝説の名場面と言っても過言ではありません。彼ほど痛めつけれぶりが絵になり画になった役者はもう出て来ないでしょ
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