群青のサンドウィッチ/
吉岡ペペロ
冬の夜が始まる
足もとにはタペストリ
藍色に挟まれる
精神のカルテのようだ
深刻に考えても
始まらない、冬の夜だ
羨みたくなかった
傷つけたくなかった
最小限のわがままだった
冬の夜が始まる
足もとにはタペストリ
藍色に挟まれる
精神のカルテのようだ
深刻に考えても
始まらない、冬の夜だ
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