大黒柱。/梓ゆい
 
父の声がしたので

居間の方へと向かって行った。

杖を持ち

自力で歩こうとする様は

病と闘う姿そのものに見える・・・・。

「私は今、父の心と気持ちに答えなくてはならない。。」

父と過ごし

生きる時間を共有して

言葉以上の感謝を手渡して行きたいのだ・・・・。

「自らの足で歩き、病と闘う父の両手両腕に・・・・。」

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