破壊の季節/
左屋百色
風景を壊しながら
ゆっくり歩いていたら
感傷が45度に傾いた、
存在が比喩のような君が
新しい名詞を
街にばらまくから
リリカルに死んだ思い出が
一瞬で
胸の中にひろがる、
誰もいない公園で
冬が詩を書いているのを見たよ。
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