大蛇の女/nao
ある夏の終わりの夜、彼女に招かれた私達2人は、四畳半の小さな和室で食事をしていました。貴女は白地に紺色の菖蒲柄の浴衣を着て、しっとりした肌で私達の目の前に座っています。その姿は妖艶と言う言葉が似つかわしくて、和室に飾られた焼物や料理の繊細さといい、話しているの私達がとても上等であるかのような気分に浸らせてくれました。隣に座る見知らぬ男の相手を片手間にして、アルコールを飲んで、飲ませているんだけど、目の前で度を越した事が始まってね。まぁいつもの事だからと言う様に貴女は、ちらっと私達に目配せをして微笑んだんだけど、男が貴女の中に吸い込まれていく様子は、何か血色が良くツヤっとして健康的であり、恐怖でした
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