人肉鍋/ただのみきや
 
焼焦げた詩に辺りが拒まれる朝

幾つもの数字を突き立てられ
中東事情から抜粋された
金の卵を産むカラクリを
羽の生えた大らかさで
目ざとく 錯覚する

机上の空論も
過剰な言論も
レモンを絞って

「父さん
ゲームも本当の戦争だと思わなくちゃ
勝てないんだよ」

「そうだね
戦争もただのゲームだと思えば
良心は痛まないね
父さんは無人戦闘機で
テロリストたちを殲滅するよ
我が国内事情と利権の為に
大いなる正義の旗を振って」

「僕はもう行くよ
こんなつまらないゲームじゃ
死んでいるようなものだから
聖戦の名のもとには何だってやれる
そんな人た
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