ドギーの午後GO/salco
まごつきを突いた一閃の脱走劇
まっしぐらに走ったんだ、甘やかな君の元へ
翌朝から順路を変えられ、あれは春だった
タマの疼きに目覚めると、首から下が塞がれていた
やっと妙な覆いが外されると、タマが無かった
そしてなつかしい道を赦された冬
朝霜の生垣に優しい吻の匂いをかすかに残して
ああ、犬恋しいとはこの事だよなあ…
俺はやった事がねえ
しょっちゅう萌えてる気もするが、何せハッハッ
はけ口がねえよな、はけ口が
はけ口って何だ?
あー、コレのアレでもってソレか
どんなもんだろうね
どんな感じ?
大体のところ
少なくとも五、六回以上は冬を越したと思うが
一度もや
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