発車オールライト/ドクダミ五十号
 
ロでセピアな記憶のむこう
リノリュームだろうか今のバスの床は
ワンマン化で乗客へのサービスは二の次
個人が自動車を持つ時代だ
公共交通機関であるバスの衰退は当然だが
人間が人間の安全な移動を守ると言う
優しい考えまでもが廃れたのは悲しい
発車オールライト
アナウンスとブザーと乗降扉の開閉
運賃の扱いなど
接客の基本は優しさだと思う
そのころの夢を今でも見ている
利益至上主義
人間性の否定
それが現代なのだから余計に
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