うるおっていた/まきしむ
 
僕はさみしすぎてネットで
友達を探してしまう
こんな時に君が僕を
許して約束を破ってくれたら

のたうちまわる時間ばかりで
一体何をしてきたのか
生きることその中に目的など
ないと誰かが教えてくれたら

ああ真剣に生きて
何も考えることもない
ただあたり前の自信と慈愛の
中で息をすいて吐く
そんな人が実際にいるんだぜ

僕は弱虫すぎて
可能性を考えることすらもやめたい
それでも一途にやり続けたら
何かが変わると信じているよ

また海に日が沈むころ
君が何処かの街で手をつなぐ
断頭台から音がして
森の中から鳥が発つ

虹色のシャワーだよ
その中で
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