地の果ての嘆き 『風土記シンボリック』によせて/ハァモニィベル
ここでは、詩作品『風土記シンボリック』(作 地の果ての嘆き)を取り上げて
ごく簡単に作品評を試みる。
(作品のURL:http://mb2.jp/_prs/8435.html#S0)
本作品はリズムは良いが語選択に美が不足している。そのため、試作品という印象を受ける。ただ、これはなかなか凝った試作品である、そう思い立ち止まってみた。
詩としてはもっとバラバラか、もっと緊密なほうが――は、私の感覚であるが。
時には、道祖神に誘われて、瞬間瞬間に過ったイメージの旅の
何枚かのスナップショットを順に並べてみるのも悪くないだろう。
まず、王水の権力的イメージが伏線としてある。これ
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