苺/
あおい満月
こわばる心臓を
撫でながら進むメトロ
明かりがみえる
ホームについた
もうここで、
漸く旅が終りだ。
ホームのベンチに
少女が座っている
少女は鼻血を滴ながら牛乳を啜っている
パックの牛乳が赤く染まって
苺ジュースになる
少女が大好きな
苺ジュースに。
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