詩について(1)〜(4)/はなもとあお
詩について(1)
詩人には詩の病にかかっているように見受けられる方がいる。わたしは、なんでも詩にすればいい、という考えには、嫌悪感を持つ。なぜ、それを表現する必要があったのか。共有は感動のためじゃない。共有して感動したとしても。そこは違えない。
詩について(2)
愛情は、かわしたくなるもの。人と人がいれば。ましてや、視線が共有される、詩作品の集まる場所ならば。個人のための詩でもいい。立っている位置によっては。詩のための個人は?詩とともに生きて未来を望むのは、普通じゃない?詩を大事に思っているのなら。
詩について(3)
わたしが、詩に見出だしたいものは、それが「文学か?」どうか、ではない。
詩について(4)
自主性を持つ詩と他主性を持つ詩を描いていきたい。自主性は自分をみつめる目、他主性は自分の身を置いている社会をみつめた視線の詩。自己と社会とで、時代を記していきたい。
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