イメクラちよこ「雨が下から降ってくる」/花形新次
私のことに触れるには
最低限の言葉をきちんと
リンスしてこないと
知ってる人の大半は知っている
外で通じるからって
うな丼じゃないんだから
過去は思い出
悪いのもある
貴女に傷つけられた跡に塩は
出来れば止めてと言いたいけど
後の祭りだから家族にはしないで
雨に濡れるにしたって
先ずは頭から濡れたい
逆に来たら
全部苦しいし
やり直しはきかない
ただそれだけのために
評価されているのに
いい加減気づいて
(イメクラちよこ詩集「ちよこ抄」より)
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