小保方さんと二つの条件/Giton
同じものを、単に複写して自分の名前で提出しているのだ。
こんなことをする人がいるのだろうかと、あきれてしまった。
シリーズ本を早急に改訂再版すること(該当論文を削除して)が、その理事の主張だったので、改訂再版費用は著者に負担してもらおうと私は意見したのだが、それは容れられなかった。
その時に、別の理事(この人は国立大学の教授)が私に言うのには、
「ギトン君、こんなのはよくあることなんだよ。学者ってこんなもんなんだ。」
とにかく、科学の成果は個人のものではない。‥それは私も承認する。個人のものではないことが胸に刻まれているから、責任意識も薄らぐのだろうか‥
学者同士が論争をすると、論点が掘り下げられて科学は進歩する‥ということも、よく言われる。しかし、それは、論争の参加者が、科学を目的にしている場合に限られないだろうか?
私にはまだ、この世界がよく分からない‥
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