小保方さんと二つの条件/Giton
 
士号授与は無かったことにして、‥あらためて適格な論文が提出されれば再度授与する──というのと、それほど変わらない決定をしていることになる。

(その場合、「1年」の期間を設ける意味は無いようにもとれるが、‥そもそも早大の博士論文審査というものが、誰でも願書を添えて論文を提出さえすれば行われるものなのかどうか‥そうではないとすれば、Oさんにとっては、再提出論文を確実に審査してもらえる期間として意味があることになる)

これに対して、〔B〕の決定ならば、“O論文は、(不正さえなければ)内容的には博士号に価する”と判断したうえで、ただし、訂正が速やかに行われなかった場合には、博士号を取り消すのも
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