かれあるいはかのじょ/
浩一
かれ
あるいはかのじょは
かんじゅせいが
せんさいすぎた
だからしょうらいは
くびをくくるか
きがふれるか
どちらかしかなかった
じっせいかつとどくしょで
きたえられた
かんじゅせいをぶきに
しをかくまえに
せいらいの
かんじゅせいのままに
そのままに
しをかいてしまった
だからそうするしかなかつた
だからそうするしかなかつた
そしてじっさい
そうした
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