青が。/かんな
 
生の質問みたいな話もした気がする
可視光線の話をして
たいそう真面目に答えてくれた君がいた
あの時ね、
君のこころの可視出来た部分も
やっぱり青色をしていたようにおもう

ひどく繊細で
ひどく、強くシンプルなんだろうと
君と私と
長い歳月をふたりで過ごしてきて
これからもどれほどの月日を過ごすかわからない
今ではこころの、
何色ものようすがわかるときもあって
わからないときもあって

あのときの青色
ときどき思い出してみるのだけれど
あれはきっと
君のこころのファンデーションだったのかな
たまに言うことがあるね
私はとても情熱的すぎるから
自分のこころのエアコンが
壊れてしまうんだって





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