1989年のこと mixi日記より 2010年11月/前田ふむふむ
そんな僕ですら、メディアなどで、1985年ころから、東側の様子が少しおかしいということは、わかっていたが、まさかソ連が崩壊し、冷戦が終わるとは、まったく思ってもいなかったのである。
保守的論陣を張っていた文化人には、まさに天佑のようであっただろう。
その逆に、社会主義的論陣を張っていた文化人、あるいは社会主義的なものに、ある種の共感をもっていた文化人は、言葉を失ったのではないだろうか。
なぜなら、自分の今立っている立ち位置を、自分の意に反して、急激な時代の変化に即応して、再確認して、あるいは、修正をしなければ、先に進むことが出来ないからである。
多くの精神的な静かなる転向が行
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